だれでも入れる保険

生命保険に入るときには、「告知書」に現在の健康状態や入院歴を記載しなければならない。ところが、告知書の提出や医師の診査を受けなくても入れる保険がある。無選択型保険だ。被保険者の年齢が指定範囲内であるなどの条件を満たしていれば、健康状態にかかわらず加入できる。

無選択型保険には、終身の死亡保障が備えられる「無選択型終身保険」と、入院・手術などの医療保障を備えられる「無選択型医療保険」がある。いずれも同じ種類の標準的な保険に比べて保険料は割高になっているが、高齢や健康上の理由で保険に入れない人でも加入できるのが魅力になっている。

無選択型終身保険は、最高300万円までの死亡保障が備えられる終身保険だ。掛け捨てではなく、経過年数に応じた解約返戻金が支払われる。この保険で注意すべきは、契約から2年以内の病気死亡の取り扱いである。この場合、死亡保険金は既払込保険料相当額になる。事故死亡に関してはその限りではないが、契約前の事故が原因で死亡した場合は既払込保険料相当額となるので覚えておこう。

無選択型医療保険は、アリコジヤパン、アメリカンホーム、太陽生命で取り扱われている。いずれもシニア層をターゲットにした更新型の医療保険だ。この保険には病気入院による給付金の支払いについて、2つの制限があるので注意したい。

一つは、「病気入院・手術などに関する給付のみ、90日間の不填補(ふてんぽ)期間」があることだ。不填補期間とは待ち期間のことで、この間に発病した病気が原因で入院・手術した場合は給付金が支払われない。

2つめは、91日目以後に発病した病気による入院・手術であっても、「契約前に発病または治療を受けていた病気(既往症含む)」や「90日間の不填補期間中に発病した病気」、または「これらの病気に医学上重要な関係がある病気」による入院の場合は、ある条件を満たさない限り、給付を受けられないことである。条件とは、疾病責任開始日(太陽生命は責任開始日)から2年を経過した後の入院・手術であること。過去に病気を患っていたとしても、疾病責任開始日等から2年間にその病気で入院・手術しなければ、既往症はなかったとみなされ、疾病入院給付金なども支払われる。

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